お坊ちゃまの煮え切らない態度に終始したドラマ。それともマッチョ愛好家のためのドラマ。言い過ぎかな?
ドラマの進行として、過去と現在が行き交う手法は、これまでにもありましたが、同手法がこれだけ多用されたドラマは本作品以外では余り観たことがありません。余りにしょっちゅう場面が変わるので、シリーズ開始当初は、観終える度にモヤモヤしてました。
また、意外なストーリー展開というか、「それはないだろ?」的なものに、主人公アロー(オリバー)が実は幽閉されていた島から一旦脱出していたというもの。なら、そのまま家へ帰れば良かったじゃん、と余計な突っ込みを入れたりして。まあ、結局のところ、製作者側の戦略にまんまとハマった訳です。
ストーリー的には悪い奴らを懲らしめる、いわゆる勧善懲悪ものですが、自身も殺人を犯しているところが少し違うかな。悪人を殺しても殺人は殺人。自身を正当化しないところは潔かったです。ただねえ、その度にネチネチと煮え切らない態度がねえ。でも、この辺りが、母性本能をくすぐるのでしょう。私には無縁の世界ですが。
シリーズが重なるにつれ、悪人が色々変わっていきます。最初のころは街のチンピラとかマフィア、次に影の軍団のようなのも出て来ましたね。最後の方では、サイコキネシスパワーを持つ能力者ですもん。製作者は日本のヒーローものが好きなのかな。何となく石ノ森作品っぽく見えました。
悪人が倒される度に、もう以降のシリーズはないな、と思っていると、新シリーズの開始が予告され、その度に観てました。撮り溜めして一機に視聴するのがアロー鑑賞の面白さでもあります。
なお、このドラマでも、主人公や彼を取り巻く女性陣は皆ブロンドですね。一般的にアメリカ人はブロンドに染める人が多いって聞きますが、黄金色というのは人を引き付けるものがあるようですね。だからか。我らアジア人でもブロンドに染める人が居るのは。違いましたぁ?あれ黄色でした。
超セレブなお坊ちゃまが活躍するドラマ「ARROW/アロー」
投稿日:2017-05-25 更新日:
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執筆者:tanayan