2017年8月8日、米国カントリーミュージック界の大御所グレン・キャンベルがお亡くなりになりました。享年88歳だったそうです。晩年はアルツハイマーを患っていたそうですが、死因は不明なようです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
それはそうと、こんな偉大なシンガーの死去が、大々的に日本で報道されないとは、日本のマスコミも冷えたもんですね。私が、この訃報を知ったのもYahoo!ニュースではなくBarksですもん。寂しい限りです。
私が、グレン・キャンベルを知ったのは、幼い頃に見たTVコマーシャルでした。当時、コカコーラのCMで彼の「カミング・ホーム」がコカコーラ用に編曲されて(歌詞を変えて)流れてました。映像は彼自身がピアノ演奏しているものでした。初来日公演のためのタイアップCMだったと記憶しています。洋楽に興味があった私は、当時、近くのレコード屋さんまで自転車を漕いで「カミングホーム」のSP盤を買いに行ったことを覚えています。何度も何度も聴いて歌詞を覚えてましたが、今では薄らと記憶に残る程度です。
それから少しして「ラインストーン・カーボーイ」が大ヒットして、ラジオ局では連日連夜この曲が流れていましたね。DJの中には番組中に口ずさんだりする人もいましてね。今じゃ、そんなこと有り得ないだろうけど、それ程凄かったんです。私にとってはポップスシンガーとしての記憶が強いグレン・キャンベルですが、ジャンルを超えて活躍されたので、彼くらい実績を残された方にはジャンル分けは無意味でしょうね。
ところで、彼が出演した数少ない映画に、西部劇スターのジョン・ウェインが主演した「勇気ある追跡」があります。ジョン・ウェイン演じる保安官の助手(?)役だったと思いますが、間違っていたらゴメンナサイ。
<以降、少しネタバレ注意で>
物語は、キム・ダービー演じる依頼者を助けて老保安官が悪者を退治する勧善懲悪ものですが、とにかくジョン・ウェインのウィンチェスターライフルを扱う姿がカッコいい映画でした。片手にライフル、もう片方にはピースメーカー(リボルバー拳銃)の二刀流によるアクションは、本当に痛快でした。吹き替えは、勿論、科学特捜隊隊長役の小林昭二さんで決まり。