海外TVドラマ、突っ込みゴメンなすって

40年以上見続けてきた海外TVドラマの過去・現在について独自の切り口で突っ込みを入れさせていただきます。

警察もの

ドン・ジョンソンにとってマイアミ・バイス以来の刑事ドラマ主演作「刑事ナッシュ・ブリッジス」

投稿日:2017-05-25 更新日:

今回は「ナッシュ・ブリッジス」です。
TV東京で日曜お昼に全シリーズが放映されましたね。テレ東さん、今更ですが、全シリース放映してくれて有難うございました。毎週、楽しみにしていましたので、ラストまで見ることが出来ラッキーだったと思います。単なるアクションものの刑事ドラマの枠を超えて、恋愛、友情、家族愛ひいては親の介護や痴呆症の問題まで扱った意義深いドラマだったと思います。アメリカで会社等を引退すると皆フロリダで余生を過ごすのが夢のように語られますが、そんな裕福な方達だけではない現実に目を向けたヒューマンドラマだったと思います。
主演のドン・ジョンソンの吹き替えは野沢那智さん、相棒のジョー・ドミンゲス刑事役のチーチ・マーリンの吹き替えは青野武さんでした。2人の掛け合いが毎回面白かったですね。ドミンゲス刑事は、ドラマ開始当初は刑事を引退して探偵業をやっている設定で奥さんと一緒に奥さんの故郷スウェーデンへ行ってしまう、という設定だったと記憶していますが、いつの間にか復職してナッシュの相棒にちゃっかり収まってました。あと一時、上司の役でケイリー・ヒロユキ・タガワが出演してましたね。署長への昇進ができず夢破れて故郷のハワイへ戻る、という形で降板しました。劇中、彼が潜入捜査では踊るシーンが有ったのですが、「ラスト・エンペラー」の宦官を彷彿とさせてましたね。ああいうコミカルな演技もするんだなと。「ライジング・サン」の日本のヤーさんとは別人。さすがハリウッドの俳優さん。
主人公が所属するのがサンフランシスコ警察特捜部で、オフィスが色々変わったのも面白いアイデアだったと思います。最初は古い警察署(改築中)だったでしょうか、お次は客船。最後の方では火災に見舞われたり大変でしたね。それと、死んだ筈の実兄役でジャン・マイケル・ビンセントがゲスト出演しました。「エアーウルフ」の時と殆ど変わらぬカッコ良さでした。現在は、悲惨なことになっているようで残念です。
いずれにしても刑事ものドラマとして第6シーズンまで継続されたのは、米国TV界では、良い意味で異例だったと思います。

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