第3シーズンも終盤に差し掛かり、主要メンバーもそろそろ降板かな、と思っていたところで、ピーター・ミルズ役のチャーリー・バーネットが第20話で降板しました。ドーソン役のモニカ・レイモンドの方が先に降板すると思ってましたので、少し意外でした。
K.C小隊長率いるハシゴ隊に候補生で参加し正規隊員になった後、セブライド小隊長率いるレスキュー隊へ移動するも、活動中の事故による後遺症でレスキューの活動ができないところで急きょ、救急隊員として活躍。
その後、後遺症の再発もなくなり、ようやく希望のレスキュー隊へカムバックした矢先、亡き父方の祖父が残したレストランを再開するため、家族と共に署を離れることになり、これにて降板。
最後、酒場モリーズで盛り上がった翌日、1人、消防署のロッカー室で私物を箱に詰めるシーン、そこから1人で消防署を去るシーンは印象的でした。
寒いシカゴが更に寒々しい感じになってました。
アメリカのTVドラマでは、退職や解雇される際に私物を箱に詰めるシーンを見かけます。例のリーマン・ショックの際も、ゴールドマン・サックス証券から解雇された元社員の方たちが私物の入った箱を抱えてインタビューに応じていたシーンをTVニュースで見かけた人も多いのでは。
私も、あと約5年で引退ですので、その時、同じような体(てい)で会社を後にしたいものですが、マイカー通勤でないとね。箱を抱えたまでは良いが、そのままバスや電車には乗れませんもんね。いや、乗っても良いんですよ。
話は戻りますが、ミルズの心の変化の描写が今一つピンときませんでした。
レスキュー隊員として復帰することに躍起になっていた彼が、同僚のご近所パーティに招かれたことがキッカケで自身のキャリアを捨てても家族との実業を選択した経緯が物足りなく感じました。
TVドラマという限られた時間と制約がある中でも、もう少し、彼自身の心の葛藤を描いてほしかったです。
第3シーズンも残すところ、あと3話ですが、直ぐに第4シーズンの放送が開始されることを期待しつつ、最後まで見届けようと思います。