今日は、懐かしき米国TVドラマ版「猿の惑星」を。
<日本で放送された「猿の軍団」とは違いますので、あしからず。>
日本での放送は、私が未だ小学生の頃でした。5年生だったと思います。外国TVドラマの放送数が少ない時代でしたので、毎週、ワクワクして観てました。「猿の惑星」といえば、全米ライフル協会の会長さんだったチャールトン・ヘストンが主演した映画「猿の惑星」の印象が強烈過ぎて、子供心に本当に恐怖したのを覚えています。海岸線に埋まった自由の女神像が象徴的でしたね。人間が言葉を持たないというシチュエーションが何とも言えない恐怖心を駆り立てていて、とても怖かったです。特に、馬に乗ったゴリラ兵が人間を狩るシーンは。
さて、映画の10年後という設定のTV版ですが、人間が映画版の家畜から奴隷身分に格上げ(?)されたお蔭で、良い意味で普通のSF作品として楽しむことが出来ました。少なくとも恐怖することなく観ることが出来ました。主人公の宇宙飛行士2人を演じるのはロン・ハーパーとジェームズ・ノートン。ジェームズ・ノートンについては良く知らないのですが、ロン・ハーパーは「特攻ギャリソン・ゴリラ」のギャリソン中尉で有名ですよね。当時、一家に1台しかないカラーTVを父親が占有し「コンバット」と共に視聴していましたので、記憶に残っています。あと忘れてはいけない存在、チンパンジーのゲイラン。ロディ・マクドウォールが映画と同じ特殊メイクで演じていました。さすが怪優、じゃなかった名優演技でした。吹き替えは、何と植木等さんでした。アテレコ上手かったですよね。全く違和感ありませんでした。
なお、残念なことにドラマは直ぐ終了してしまいましたね。子供の頃、放送局(フジTV系列?)の陰謀じゃないかと疑い、本当に憤慨したのを覚えています。本国でも不人気なため終了してしまっていたのですね。今でも残念です。ハングライダーを飛ばすエピソードや、目の不自由なチンパンジーの女の子がピート(実は声に惹かれただけで、ハードはゲイランが担当)に恋するエピソードは今でも覚えています。
エンディングのナレーションで「アラン・バードン、ピート・バーク、そしてゲイランの3人は・・・」っていうのが、当時どうしても引っ掛かかりましてね、ゲイランは「1匹じゃないの?」と子供心に毎回突っ込みを入れてました。
あの植木等さんも吹替えで参加した、知る人ぞ知る米国TVドラマ「猿の惑星」
投稿日:2017-06-07 更新日:
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執筆者:tanayan