このブログを始めて数か月経過しましたが、今更にふと思い出した海外ドラマがあります。もう40年以上も前だと思いますが、「王様と私」と「巨象マヤ」。
放送順は覚えていませんが、幼稚園児だったか小学校低学年だった頃に観た記憶があります。
まずは、「王様と私」から。
主役のシャム王を演じたのは、映画版と同じユル・ブリンナー(ブリナーとも表記されるようです)。この方、旧ソ連出身なんですね。ドラマの内容は、映画版の内容を踏襲していて、王様と、王様が王子等のために雇った白人女性の家庭教師との異文化交流劇。子供心にも、王様の王子等に対する封建的な立ち振る舞いに少しでも民主的な抵抗を見せる家庭教師の姿が記憶に残っています。特に印象深かったのは、召使いを呼ぶ時に王様が「パパン!」手を鳴らす仕草。真似して遊んでいましたね。当時は、海外ドラマと言えば民放の放送に頼るしかなく、放送される度に目を輝かせていた自分を思い出しました。
ユル・ブリンナーと言えば、死ぬ直前まで舞台「王様と私」に出演していたのは知っていましたが、「王様と私」以外で印象に残る作品と言えば「荒野の7人」ですね。サウンドトラック盤(SP盤でA面が「荒野の7人」でB面が「続・荒野の7人」)も購入した程に大好きな映画でした。やはり、黒澤明は偉大です。
お次は「巨象マヤ」。
2人の少年がインドのジャングルを巡るお話し。少年1人は親を探していたような記憶が。印象に残っているのは、象って意外と強い(場合によっては狂暴化する)ということ。村民のためにトラ(ベンガルトラ?)を撃退するエピソードがあるのですが、「パオーン!」と雄叫びをあげて一撃で退けたシーンをおぼろげながら覚えています。昔は海外ドラマで色々と勉強できたんです。日本TV系列で日曜日夜に放送されていた「素晴らしい世界旅行」っていう久米明さんナレーションのドキュメンタリーもありましたね。それにしても象さん、よく調教しましたよね。米国の映画・TV界における動物飼育のレベルの高さは昔からなんですね。