ストーリーは良かったのに。こちらのドラマも短命に終わってしまいました。大変残念です。ジャック・バウワーことキーファー・サザーランドが自閉症の男の子ジェイクの父親マーチンという役でしたが、いつキレるんだろう、と不届きな妄想を抱いて観ておりました。吹き替えが小山力也さんでしたので、「チキショー!」を連発して欲しかったです(笑)。
ところで、主人公ジェイクを演じたデビッド・マズーズ君、現在「ゴッサム」で若き日のブルース・ウェインを演じてますが、「タッチ」の頃は未だ幼いですね。でも、自閉症の子供の役をこなすんですから、空恐ろしいお子さんです。このドラマでマズーズ君を見て、映画「シックス・センス」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたハーレイ・ジョエル・オスメント君を思い出しました。今では、ただのおデブちゃんになっているそうですが、このマズーズ君もこの先どうなることやら。ファンが減滅しない程度の容姿は維持していただけたら良いですね。
<ここからネタバレ注意!>
物語は、数字を通して過去・現在・未来、そして世界各地の人々の繋がりを知覚する能力を持つ子供を軸に、彼等の特殊能力を利用しようと影で巨大企業が暗躍する、というもの。金に物を言わせて、実親から彼等を強引に引き離したり、時には死んだことにして自社施設に監禁して実験台に使ったりと、やりたい放題。そこへ、ジャックじゃなかったマーチンの息子ジェイクも同様なやり口で引き離されそうになるところ、何とか切り抜けながら、最後には巨大企業の陰謀が暴かれメデタシメデタシ、という結末。
いや、でもね、肝心なジェイク等が持つ特殊能力の真実が描かれないまま終了してどうするのぉ?何故に牧師さん等が特殊能力を持つ子供等を暗殺するようになったのか等の謎が未だ残ったままです。いわゆるクリフ・ハンガー。こういうところが米国TV業界の困ったところですね。着想が良かっただけに大変残念なドラマになりました。