今日は、米国SFドラマ「THE EVENT/イベント」について語ります。
外国TVドラマ好きでもなければ、「え、そんなドラマ作品しらないよ。」と言われるくらい、いつの間にか第1シーズンが終了したと思っていたら、そのまま製作も打ち切りになった作品です。
私にとっては、大好きなSF作品の一つでしたし、アクションシーンも見応えもありましたので、せめて第2シーズンまで持ち堪えて欲しかったのですが、予算オーバーだったのでしょうか。ストーリーが余りに重すぎたせいでしょうか。
<ここからネタバレ注意!>
地球外生命体が、我々人類の祖先ホモサピエンスの登場よりも前に地球に来ていた、というのが物語のベースになっています。このあたりリドリー・スコットっぽくて良い感じ。
その地球外生命体の母星が壊滅するというので、地球人を追い出して乗っ取ってしまおう、というグループと、その仲間から離脱し地球人側についた地球外生命体+地球人との攻防戦を軸に物語は展開して行きます。緊迫感があって、非常に楽しめました。
初回は、いきなり旅客機がハイジャックされて、地球外生命体のリーダーとの会談を予定したいた米国大統領の居る方へ飛んで来ます。ハラハラドキドキ感が満載。その後、旅客機は突然消失してしまいます。地球外生命体の驚くべき科学力に茫然とする大統領。
その後のエピソードは、過去と現在が行き交う手法を取っており、これを面倒だと感じる方もいると思いますが、この作品に関しては、そこそこ効果が出ていたかと思います。
「で、結局どうなった?」
結末ですが、地球外生命体の仕掛けた殺人ウィルス拡散は阻止できたものの、地球外生命体が母星ごとお引越しして来て、「おー、ついに来たかぁ!」と興奮したところで物語は終了。今後の鍵となる”巻物”の謎を抱えたまま、ですから、いわゆるクリフ・ハンガーでした。
SF作品は、当たれば結構シーズンも継続するのですが、やはり視聴率が取れなかったのが原因でしょう。カナダで製作されていたら違っていたかもしれませんね。大人が観ても少々重かったかな。やはり、SF作品はませたガキを相手にしないとね。